嶋本 薫 氏が2026年電気通信大学同窓会賞を受賞
同窓会賞の表彰式は、2026年4月6日の午前11時5分から、入学式の終了後に引き続き行われました。司会の目黒会水戸専務理事から、受賞対象者の嶋本氏の業績及び受賞対象として評価できる旨を説明し、目黒会森会長から表彰状・記念品を授与しました。続けて、同窓会賞を受賞した嶋本氏が、新入学生に対して30分程度、興味深い講演をして戴きました。

森会長から表彰を受ける嶋本氏

講演中の嶋本氏
同窓会賞の概要
電気通信大学は現在までに多数の卒業生を送り出しています。世界の各方面で活躍している卒業生のうち、科学技術の研究業績ならびに社会貢献が特に顕著な方に、電気通信大学同窓会「一般社団法人目黒会」が「電気通信大学同窓会賞」を授与してその功績を称え、同窓生の方々にも広く認めていただくことにしているものです。1995年からこれまでに39人の方々が受賞されています。
受賞者:嶋本 薫(しまもと しげる)氏 経歴と業績
(経歴)
1985年 電気通信大学電気通信学部通信工学科卒業
1987年 電気通信大学大学院電気通信学研究科通信工学専攻修了
1987年 日本電気入社
1991年 電気通信大学電気通信学部助手
1992年 群馬大学工学部助手
1993年 工学博士(東北大学)
1994年 群馬大学工学部助教授
2000年 早稲田大学大学院国際情報通信研究科助教授
2002年 早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授
2008年 スタンフォード大学客員教授
2014年 早稲田大学基幹理工学部情報通信学科 教授
2020年 早稲田大学国際情報通信研究センター 所長 現在に至る
(業績)
嶋本薫氏は、電気通信大学 電気通信学部 通信工学科を卒業され、1987年、電気通信大学 大学院電気通信学研究科 通信工学専攻を修了されました。その後日本電気に入社されたあとは、電気通信大学の助手や群馬大学工学部の助手、助教授、早稲田大学 大学院国際情報通信研究科助教授、教授として学際分野でご活躍されてきました。
同氏は、中学生時代にBCL(海外短波放送受信)が一大ブームとなり、短波ラジオを片手に海外の珍放送局の探索などを行って、日々刻々と変化する電波伝搬状況に一喜一憂し、独学で無線通信の勉強をし始めた経験をお持ちです。
これらの経験をもとに、大学院修士時代から世界初の衛星データ通信ネットワーク構築の研究に従事し、その後大学で教員になられてからは低軌道衛星、成層圏飛翔体、航空機間通信などの研究発表を世界に先駆けて行ない、今では宇宙エレベータ通信まで手掛けておられます。また同時に6G通信の実現に向けた地上系モバイル通信や光や無線を組み合わせたバイタルセンシング(生体情報計測)の研究など幅広い分野に取り組んでおられます。
嶋本氏の長年にわたる航空宇宙通信や衛星通信などの研究は、国内外で高い評価を受けています。
2024年度には科学技術分野で顕著な功績があったとして「航空宇宙通信の多角的な研究」で文部科学大臣表彰を受賞されています。また、電子情報通信学会やIEEEの学会などで専門委員、幹事、座長などを数多く務められてきました。
<取材:広報委員会>
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