名誉会長挨拶
このたび、2026年4月より電気通信大学長に就任いたしました村松正和です。目黒会の皆様をはじめ、日頃より本学を支え、見守ってくださっている卒業生の皆様に、まずは心よりご挨拶申し上げます。長い歴史の中で築かれてきた本学の伝統を受け継ぎながら、新しい時代にふさわしい大学の姿を形にしていくことが、私の責務であると考えています。
1. 時代の転換点に立って
現在、社会は生成AIの急速な普及と少子化という大きな転換点にあり、単なる知識の有無ではなく、何を考え、どう判断し、新しい価値を生み出すかが重要になっています。また、18歳人口の減少により大学を取り巻く環境は厳しさを増していますが、電気通信大学は縮小の流れに受け身で対応するのではなく、情報理工系大学としての強みを生かし、社会から選ばれ、頼られる大学を目指します。
2. 電気通信大学の強みと挑戦
本学の特徴は、情報・通信を中核に、機械、量子、材料、光、経営工学など多様な分野が高密度に集積している点にあります。小規模なキャンパスだからこそ、分野横断的な学びや研究が生まれやすく、専門を深めながら、実践的な工房教育や副専攻制度を通じて新たな挑戦ができる環境が整っています。さらに、エンタテインメント創造研究教育センターの設置や、デジタルコンテンツ・ゲーム開発人材の育成に向けた取組など、新しい教育の形も進めています。研究面でも、通信分野の伝統を基盤に、光・レーザー、ロボティクス、データサイエンス、AI、量子など先端領域で成果を上げています。地域や企業との連携を通じて、こうした成果を社会実装へとつなげている点も、本学の大きな特色です。
3. 卒業生とともに歩む大学へ
こうした大学の歩みを支え、その名声を社会の中で高めてきた原動力は、まさに卒業生の皆様お一人おひとりのご活躍にほかなりません。船舶通信士をはじめ多くの人材を輩出してきた歴史は本学の誇りであり、2025年度に開館した「UECコミュニケーションミュージアム別館」もその歴史を次世代に伝える象徴的な場となっています。今後は同窓会的なつながりに加え、卒業生の知見や経験、ネットワークを大学と結び付け、学生の成長や教育研究の進化に生かしていく関係を、さらに深めてまいりたいと考えています。
4. 未来に向けて
AI時代において、大学には、知識を教えるだけでなく、自ら考え、判断し、新しい価値を生み出すことのできる人材を育てることが求められています。電気通信大学は、情報理工系大学としての特色を一層発揮し、卒業生の皆様が築いてこられた信頼と伝統を受け継ぎながら、これからの社会に必要とされる人材を育て続けてまいります。目黒会の皆様におかれましては、今後とも本学の発展にお力添えを賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
電気通信大学同窓会 一般社団法人目黒会名誉会長
電気通信大学長 村松 正和
会長挨拶
はじめに

このたび、2026年5月22日の第83回定時総会にて引き続き理事に選任され、直後の臨時理事会において代表理事(会長)に選任・決議されましたので、ここにご挨拶を申し上げます。
昨年度の目黒会活動は、皆様の温かいご支援とご協力により、ようやくコロナ前の活気を取り戻すことができました。ここに改めて深く感謝申し上げます。
しかし2025年度の決算報告ではかろうじて黒字を確保したものの、就職活動の早期化が進む中で就職支援事業における3月の出展参加企業数の減少や大手人気企業の参加見合わせが増えてきました。その結果、ほぼ一定の会費収入に対して就職支援事業の減収が大きくなり、収益構造の弱さが露呈してまいりました。すなわち本来の会費収入による基盤とのバランスが崩れ始め、2026年度の予算案では赤字計上せざるをえない状況となりました。もちろん収入面だけでなく、近年の物価高、人件費高による大幅な経費増大も要因に挙げられます。来るべく次世代の目黒会に向けて財務体質の強化が必須であります。2026年と2027年の2か年計画で以下の対策を実行してまいります。
目黒会2026年度の活動について
(1) 理事改選
2026年は理事改選の年度であります。今年度は重要な施策についてスピード感を持って対応しなければなりません。総会では経験を重視して2025年度のメンバーを中心に改選が行われました。また、総会直後の臨時理事会において2026年度からの役員の選任と各委員会委員長を選任いたしました。
(2) 会費の改定
40年間据え置いてまいりました3、000円の年会費を2027年4月1日より4、000円に改定することが総会において議決されました。2026年は現行会費の最終年度、2027年は新会費の初年度となり、この2年間は次世代に向けた移行期として極めて重要な時期となります。
(3) 赤字幅の縮小
2026年度予算案は赤字予算となりますが、2025年度の実績を優先した上で、できる限り経費の削減と収益の増加を図り赤字幅を縮小する運営をいたします。経費については出張旅費の減少、収益については学生保護者様へのPR活動強化による賛助会費収入の増加などに注力いたします。
(4) 同窓会サービス
ご高齢の会員も増えており、人生100年時代を迎える中で、会員の皆様が安心して交流できる場を提供することは、目黒会の重要な使命と考えております。「参加したくなるホームカミングデー」をはじめ、コミュニケーションサービスの一層の充実や時代の要請に応じた取り組みを進めてまいります。
結び
組織としての継続性と活力の維持も欠かせません。若返りやコンプライアンスを意識しつつ、ガバナンスの強化を図り、会員一人ひとりの「仲間への思い」と「結び」を大切にした運営を進めてまいります。
皆様の変わらぬご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
電気通信大学同窓会 一般社団法人目黒会
会長 森 淳


