「スマートテクノロジーフォーラム(STF)2022」開催報告

今年のスマートテクノロジーフォーラム(STF)は、昨年に続き新型コロナウィルスの影響でZoomウエビナーでのオンライン開催となりました。
再生可能エネルギー社会への展望と革新技術」というテーマで、2022年9月10日(土)に予定通り開催し、約70名の方々にご参加いただきました。
盛況のうちに終了することができましたことを、講演者の皆様、参加いただいた皆様に御礼申し上げます。

フォーラムは、まずSTF会長三木哲也電気通信大学名誉教授により本フォーラムの開催趣旨、講演内容をご説明いただき、「再生可能エネルギー社会への展望と革新技術」をテーマに武蔵野大学教授 白井信雄先生と電気通信大学特任教授 早瀬修二先生よりご講演いただきました。

最初の講演の白井先生からは、「再生可能エネルギーの多面的意義と持続可能な社会づくり」と題して、再生可能エネルギー活用の時代変遷と近年の動きであるグリーンリカバリー(環境を重視した経済政策)の話、再生可能エネルギーの関連条例や再生可能エネルギーを活かす地域づくりの事例、再生可能エネルギーを通じた人と社会の変容などわかりやすく紹介していただきました。

2つ目の講演の早瀬先生からは、「再生可能エネルギーの主役を目指す革新的太陽電池開発の最前線」と題し、世界や日本での大規模太陽電池発電所の紹介、太陽電池に対する社会的要請を受けて従来になかった高効率、軽量、フレキシブル化を満足する太陽電池開発の最新状況としてペロブスカイト太陽電池とフイルム型円筒形太陽電池を分かりやすくご紹介いただきました。

各講演後の質疑応答では、参加者と講演者が音声による受け答えをすることで、参加者の理解をより深めることができました。
さらに、終了後のアンケートでは、95%の方より「非常に面白かった」「面白かった」と回答がありました。感想の中には「大変タイムリーな企画だった」、「今後の再生可能エネルギーが楽しみです」という声もいただき、高評価を得たフォーラムとなりました。

今後も本フォーラムでは、参加者のアンケート結果を参考にして参加者の興味・関心の高いテーマを選定し、参加者に有益となる情報を提供していきたいと考えております。
次回もぜひ皆様のご参加をお待ちしております。