「スマートテクノロジーフォーラム(STF) 2021」開催報告

新型コロナウィルスの影響で、昨年同様Zoomウエビナーでのオンライン開催となった今年のスマートテクノロジーフォーラム(STF)。
「デジタルが社会・産業・経済・地方を変える」というテーマで、2021年8月28日(土)に予定通り開催し、約100名の方々にご参加いただきました。
盛況のうちに終了することができましたことを、講演者の皆様、参加いただいた皆様に御礼申し上げます。

フォーラムは、まずSTF会長三木哲也電気通信大学名誉教授により本フォーラムの開催趣旨、講演内容をご説明いただき、社会・経済に影響を与えるデジタル技術をテーマに東京大学大学院教授森川博之先生と野村総合研究所研究理事神尾文彦氏よりご講演いただきました。

最初の講演の森川先生からは、「デジタルへの向き合い方」と題して、COVID-19による社会変化や、社会観/世界観の変化、デジタル革命、多様性が「気づき」につながること、DXだけでなくCX(企業変革)も重要であることなどわかりやすく紹介していただきました。

2つ目の講演の神尾氏からは、「デジタルガバメントが切り拓く国・地方の未来設計図~電子政府のインパクトを見据え、我々は今後何をすべきか?~」と題してデジタルガバメントの定義から始まり、日本のデジタルガバメントの発展が経済的成果にあまり結びついていないこと、日本のデジタルガバメントは次の日本の将来を決める出発点になること、デジタルガバメントから導かれる都市・国土のあり方、さらにデジタル化を通じ日本全国の「拠点」の強化が急務であることをご紹介いただきました。

各講演後の質疑応答では、音声による質問を受け付け、様々な質問にお答えいただいたことで、参加者の理解を深めることができました。
さらに、終了後のアンケートでは、9割を超える方より「非常に面白かった」「面白かった」と回答があり、感想の中には「時流を捉えたタイムリーなテーマとして有益であった」という声もいただき、非常に好評を得たフォーラムとなりました。

今後も本フォーラムでは、参加者の方々に有益となる情報を提供していきたいと考えております。
次回もぜひ皆様のご参加をお待ちしております。