名誉会長挨拶
2020年4月より学長となりました。学内外の皆様のご支援ご協力を頂き、本学の抱える問題一つひとつへの解決の先頭に立ち、本学のますますの発展に全力を尽くす所存です。どうかよろしくお願い致します。
本学を取り巻く情勢
今、政府は、サイバー空間と現実社会が高度に融合した「超スマート社会」を未来の姿として共有し、その実現に向けた一連の取組みを「Society 5.0」とし、更に進化させつつ強力に推進しています。本学は未来社会の究極である『イノベーションを生む機能を内包する「持続的自律進化+多様な幸せ度最大化」社会』の実現に向け取り組んでいきます。この未来社会の構築に必要とされている基盤技術・コア技術分野は、本学の専攻分野にほぼ過不足なく重なっており、このことは、本学の立ち位置の優位さであり個性・強みであるとともに、大きな責務の負託であると考えます。
本学の今後の取り組み
私たちは、その負託に具体的に応えるための総合戦略として、「D.C.& I.戦略」を打ち出しました。価値創造のための不可欠な基盤として「D=ダイバーシティ(分野、人材、対象など、多元的な多様性)」を尊重し、「C=コミュニケーション(異なるものも含めた要素間の相互理解、相互作用、相互触発、結果としてのさまざまな連携と協働)」を活性化させて、全構成員の自発的、実践的、かつ多様な活動を尊重し、その上で、既存の枠組みに捉われることのない幅広い連携・協働・共創を推進して、価値創造、人財育成における「Ⅰ=イノベーション」の持続的創出を目指すというものです。
本学は、この「D.C.& I.戦略」に基づき、世界から認知される大学として、持続発展可能な社会の構築に寄与する新たな価値を創造し続けるとともに、グローバルな環境下で社会を先導することのできるイノベーティブな人材を育成・輩出して参ります。
同窓会への期待
同窓会もD.C.& I.戦略で強化して、老・壮・青の卒業生(D)が集い、相互にコミュニケーションし(C)、新たな同窓会活動を産み出す(I)ことを期待しています。同窓会と本学との連携も強化していきたいと考えています。
現在のところ残念ながら電通大の一般社会でのプレゼンスは高くありません。D.C.& I.戦略で教育力と研究力を向上・強化し、「小さくても光る大学」としての特色を強力に打ち出し、電通大をブランドにするべく努力します。皆様のご協力をお願いします。
電気通信大学同窓会 一般社団法人目黒会名誉会長
電気通信大学長 田野 俊一
会長挨拶
はじめに
このたび、2022年5月27日の第79回定時総会にて理事に選任され、直後の理事会において代表理事(会長)に選定・決議されましたので、ここにご挨拶を申し上げます。
事務局長を退任し、会長を急遽お引き受けすることになりました。間髪を入れずの身代わりの早さとなってしまいましたが、私の同窓会に対する基本的な立ち位置は変わりません。今まで同様、ひたすら同窓生へのサービス向上に努めてまいります。
世代間を超えたコミュニケ―ションの実現
2020年から現在まで、新型コロナの感染拡大で世界中の活動が止まり、目黒会でもこの2年間は時間が止まったような感覚でした。このままでは先が見えません。ウィズコロナの状況で先に進むためには知恵と勇気と何より対話が必要です。私はこのコロナ禍の2年間で「世代間を超えたコミュニケーションの実現」を図るためのシステム作りに注力してきました。会員相互の情報がWeb上でPush&Pullで可能となるシステム、それが本Webサイトにオープンした対話ツール「同窓会ラウンジ(Alumni Lounge)」です。
ひとのつながりに立ち返った活動
「同窓会ラウンジ(Alumni Lounge)」は会員同士がオンラインで安心して直接コミュニケーションが取れる画期的なサイトです。今後はこのラウンジの活用に力を入れてまいりますが、リアルな活動の再開も重要だと考えます。コロナ感染防止対策には引き続き留意しながら、オール目黒会の活動再燃に向け、同窓会の原点である「ひとのつながりに立ち返った活動」にパワーと情熱を注ぎます。止まった世界を揺り動かし、リアルなグループ会活動、社会貢献、講演会、支部活動、ホームカミングデーなどを実現しましょう。
今後も皆様のご理解とご協力を宜しくお願い申し上げます。
電気通信大学同窓会 一般社団法人目黒会
会長 森 淳