電気通信大学同窓会 目黒会

関西総支部

2024年度 総会 報告

2024年度目黒会関西総支部総会は6月15日(土)、新大阪駅東口にあるエブリグランデ新大阪2階会場を主会場とし、Zoomによるオンラインを加えたハイブリッド形式で開催されました。主会場には電気通信大学から村松理事、目黒会から中村副会長、さらに他支部からのご来賓を含めた19名が参加し、オンラインでは4名、総勢23名のご参加をいただきました。

第一部は総会に先立ち、まず電気通信大学の村松理事より「電気通信大学の現在と未来」と題したご講演がありました。講演ではご自身の関わる囲碁部の歴史とUEC杯コンピュータ囲碁大会についてお話しいただき、会場の雰囲気が和んだ後、現在までの大学の学科の変遷やキャンパスの現状をご説明いただきました。関西総支部には母校を長期間訪れていない方々もおり、その変遷に驚きと懐かしさを感じていただけたのではないでしょうか。

引き続き、目黒会の中村副会長からお話がありました。まず、他支部の総会参加のため来場されなかった森会長の挨拶を代読されました。その後、目黒会の新体制の紹介、各支部の総会の状況、昨年のホームカミングデーの様子の紹介などがありました。また、会員の方々への要望として、ラウンジへの投稿の呼びかけや図書館利用サービスの案内もお話しいただきました。

その後、関西総支部総会に移りました。最初に小島宣治総支部長(1971B)よりご挨拶があり、2023年度事業報告、収支決算書および2024年度事業計画、支部代表代議員選出と役員改選の説明があり、全員一致で全議案が承認されました。

続いての第二部は特別講演へと移りました。本年度は奈良先端科学技術大学院大学の諏訪博彦准教授より「超スマート社会実現に向けたAI-IoTの活用」と題したご講演をいただきました。ご自身の経歴の隆盛を線グラフで表現され、奈良先端科学技術大学院大学の紹介などで和やかな雰囲気となった後、本題へと移りました。諏訪先生の研究では「情報の収集、分析、応用」と社会へのフィードバックを重視しており、スマートホーム(家)、スマートライフ(人)、スマートシティ(街)などを対象としています。データ収集の観点では、既存の歯ブラシや箸をIoT化して情報を収集する試みが紹介されました。従来の手法とは異なり、汎用性のあるセンサーの開発と公開という新しいアプローチを採用しているとのことでした。また、フィードバックにおいては行動経済学の視点での「動機付け」を考えておられ、技術とは異なる視点からのご講演は非常に興味深く拝聴いたしました。

Zoomをつないだ主会場では最後にオンライン参加者からのコメントをいただき、総会は終了しました。その後、近隣の懇親会場へ移動しました。懇親会では大学の同窓生ということで初対面の方同士でも年齢に関係なく各自の近況などの話題で親睦を深めました。

今回は遠方からも参加しやすい新大阪駅近くの会場で開催しました。Zoomとのハイブリッド開催や主会場の選定などを役員で振り返り、来年以降のより参加しやすい関西総支部総会を目指したいと思います。

最後に、ご来賓の方々、ご講演いただいた諏訪准教授、また会員の皆様に感謝申し上げます。
(82R 清瀬健司/記)


スナップ写真

電気通信大学 村松理事 ご講演

目黒会 中村副会長 ご講演

目黒会 関西総支部 小島総支部長

奈良先端科学技術大学院大学 諏訪博彦准教授 ご講演

ご来賓ご挨拶 目黒会 首都圏総支部 竹田総支部長

支部支援金授与

懇親会

懇親会1

懇親会2

懇親会3

懇親会4

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懇親会7

懇親会8