2022年度目黒会関西総支部総会は10月29日にオンライン形式で23名の方々にご参加いただき、開催しました。また、電気通信大学より小花理事、目黒会より森会長に来賓としてご参加いただきました。
第一部は総会で、最初に小島宣治総支部長(S46B)より2021年度事業報告、収支決算書および2022年度事業計画、支部役員改選についての説明があり、満場一致で全議案が承認されました。
第二部は、小花理事、森会長よりご講演をいただきました。小花理事からは電気通信大学の現状として AIなどの分野で電通大が高く評価されていること、スマート大学に向けた建物整備が進んでいることや外部連携が強化され日本棋院などとも連携していることなど、関西在住のメンバーには目新しい情報をお話ししていただきました。森会長からは目黒会の新体制の紹介をしていただいたほか、会員サービス委員会の設置による会員サービスの強化をしていく方針や企業研究展示会を対面で実施し、各企業より評価をいただいていることなどもお話しいただきました。
第三部では電気通信大学 情報理工学研究科の佐藤証教授より、「都市の空に緑を広げるスマート農業とスマート養蜂」と題するご講演をいただきました。スマート農業とセンサーシステムを導入した独自の水耕農業の取組についてご説明されました。従来 農地で行う『労働』である農業を、都心で行う『楽しみ』としての農業に変革する都市型農業はとても新しいコンセプトでした。又 スマート養蜂のお話では、単一植物を育てる大規模な農場が蜂の生態に悪影響を与えている事や都市での養蜂の有用さをご説明頂きました。都市でのスマートな養蜂を実現する為 センサーやAIによる画像解析技術により、蜜蜂の行動を分析し、蜜蜂が活動しやすい環境を作る、というお話をされました。農業の実態や蜂の生態に関する大変興味深いお話を聞くことができ、とても印象に残るご講演でした。
第四部は懇親会で、オンライン開催となりましたが、例年通りご来賓を囲んでの歓談が進みました。自己紹介から始まり、皆様の近況や新たな取り組みなどを紹介しながら、佐藤証先生への質疑を交え、幅広い世代間での交流を実現できました。会場中で歓談が弾む中、お時間となり小島宣治総支部長の閉会のあいさつで散会となりました。
(S57R清瀬健司、H3J宮澤友和/記)