宮保 憲治 氏、羽石 秀昭 氏 2019年電気通信大学同窓会賞を受賞
平成31年4月4日(木)に開催された平成31年度入学式の終了後に引き続き2019年同窓会賞の表彰式が行われました。
同窓会賞とは電通大の卒業生で、科学技術の発展に顕著な業績を挙げた人や社会の各方面で活躍し顕著な業績を挙げた人に、電気通信大学同窓会「一般社団法人目黒会」が「電気通信大学同窓会賞」を授与してその功績を称え、同窓生の方々にも広く認めていただくことにしているものです。1995年からこれまでに29人の方々が受賞されています。今年は2名の方が受賞されました。
宮保 憲治(みやほ のりはる)氏は、1974年に電気通信大学を卒業後、日本電信電話公社(現NTT)に入社し、研究面ではパケット・回線交換のハイブリッド交換の研究、実用化面ではATM交換ノードシステムの実用化に尽力されました。2003年に東京電機大学教授に着任後、特に、SFQ(超電導素子)を活用した次世代網のスイッチアーキテクチャーや超分散ネットワークを活用したディザスタ・リカバリー技術は電子情報通信学会からも高く評価され、数々の論文賞を授与されています。
羽石 秀昭(はねいし ひであき)氏は1985年に電気通信大学を卒業後、東京工業大学大学院で修士課程、博士課程を修了し、1990年に千葉大学工学部に助手として就任。以来現在に至るまで、ディジタル画像解析、カラー・分光画像処理、医用画像工学等の研究を進めています。カラー・分光画像処理の研究では、RGB(3バンド)撮影や3原色表示を超えたスペクトルベースの色再現や分析技術について顕著な研究成果を上げています。医用画像の研究では、有用な先端的イメージング技術を多数開発し、国際的に高く評価されています。
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