文責:首都圏 幹事 小出
総支部長 傘
2017年7月5日
2017年の首都圏総支部総会・夏の交流会は母校に新設されて間もない100周年記念キャンパス内のUECアライアンスセンター1階に設置されたホールにて開催され、60名を越える会員の参加を頂き、盛会のうちに滞りなく進めることができました。
大学からは福田学長、川中理事、中野理事、田中理事、木野理事、酒井学長特別補佐に加え、梶谷前学長にもご出席いただきました。福田学長からは、時代を先取りする教育研究体制(Unique & Exciting Campus)と題して第3期の基本目標、新教育研究体制、研究機能強化推進体制、ナノトポロジー研究センター、人工知能先端研究センター、Ambient Intelligence Agora、100周年キャンパス、西東京三大学連携、そして、電気通信大学基金の現状について、熱のこもったご説明をいただきました。また、目黒会からは野々村会長と森事務局長にご出席いただき、野々村会長からは目黒会総会のご報告などをお話しいただきました。
続く、特別講演では、「菅平宇宙電波観測所開設50周年に向けて」と題して、菅平宇宙電波観測所初代所長の重責を果たされた電気通信大学名誉教授の芳野先生に同観測所創設の経緯、設置場所の選定や施設建設のご苦労、創設期の菅平の様子、研究立ち上げや観測所運営、南極越冬隊訓練との関係などについて、裏話を含めてお話しいただきました。芳野先生のお話では、映画にもなった樺太犬タロとジロの従事する中で南極地域観測隊がIEEE(米国電気電子学会)に注目されるような世界初の実験をしたこと、その中で南極での実験データを解析する設備の必要性を痛感し、菅平宇宙電波観測所設立に向けて文部省や大学関係者および研究関係者のみならず、地元の方々のご協力も得ながら尽力し、日本で初めて宇宙電波観測所を開設し、国内外の研究機関との共同研究の結果、数々の研究成果を挙げたことなど、数々の感動的なエピソードをご紹介いただきました。続いて、電気通信大学宇宙・電磁環境研究センター所属の冨澤准教授(50T)に菅平宇宙電波観測所の最近の状況についてお話しいただきました。
懇親会では、目黒会グループ会の一つである「とり松友の会」(母校管弦楽団78年入学組OB有志)により管弦楽合奏を2回にわたりご披露頂き、その後半では同会の伴奏で電気通信大学学生歌第1番「栗の葉影」を皆で歌いました。初対面の会員も多い中、会話も弾み、盛会となりました。
当日のUEC基金の募金には、出席者16名から総額50万円のご好意を頂きました。首都圏総支部経由で大学UEC基金事務局にお渡ししたことをご報告致します。
全体写真
芳野先生ご講演
管弦楽演奏(とり松友の会)