電気通信大学同窓会 目黒会

首都圏総支部

令和3年(2021年)目黒会首都圏総支部総会開催報告

2021年7月20日
文責:首都圏総支部副総支部長 山崎 成

2020年初頭から始まった新型コロナウイルスの感染禍ですが、2021年の年度初めの時点でも東京都の緊急事態宣言が解けていない状態が続いたため、首都圏総支部総会・講演会は、2020年9月開催と同様、Webツールを使用したオンライン会議の形態で、7月10日(土)に開催されました。ご来賓ご講演者をはじめ、国内外6支部から8名、首都圏総支部会員47名の参加を得、総数58名のご参加を頂きました。

総会では竹田智彦総支部長が議長を、宮澤信一郎副総支部長、渡辺和典幹事が書記を務め、前年度の活動報告、会計報告および監査報告、今年度の活動計画および予算、役員および役割分担について審議され、承認決議されました。

総会後、大学側のご来賓として理事(研究・産学官連携担当)の小花貞夫様からご挨拶があり、資料を元に、大学側の体制、UECビジョン、D.C.&I.戦略と具体的、新型コロナ対応などのお話を頂きました。また、目黒会からは会長大家万明様よりご挨拶があり、資料を元に、目黒会の活動方針などについてお話を頂きました。

特別講演では、2005年、量子・物質工学科物理コース卒業で、現在株式会社Lily Medtech 代表取締役の東志保様より、『医療機器ベンチャーの上市までの道のり』という講演題目で、製品である乳房用超音波画像診断装置の開発に至る経緯、コンセプト、乳がん治療の現状と課題、起業までの経緯、製品のコア技術、試作から製品化に至る道のりなどについて講演をして頂きました。ベンチャー企業の経営者としての課題などについてもお話しして頂きました。

質疑応答では、昨年11月の首都圏総支部秋の交流会で講演をして頂いた埼玉医科大学名誉教授馬場一憲様より、産科婦人科超音波診断の分野を牽引して来られた立場から医療従事者同士ならではの感想、質問、意見交換を伺う事ができました。参加者からの意見、質問はチャットなどで頂き、その場で東様にお答え頂きました。
超音波診断装置の技術的な背景を武器に、医療機器ベンチャーを起業し、試作機の開発からデザインまでを自社で行ない、資金調達、医療機器認証の取得に至るまでを進めて来られた東様に対し、参加者から同窓生として、若手の今日的とも言える活躍ぶりに、期待と応援の声を頂けたと思います。

その後、オンライン懇親会を飲食物は各自準備という形で行いました。水戸和幸副総支部長の司会で進められ、竹田智彦総支部長が参加して頂いた国内外各支部のかたがたを紹介し、一言ずつご挨拶を頂きました。宮澤信一郎副総支部長が乾杯を行なった後、ゲストと語り合う部屋、音楽好きの部屋、無線の部屋、物流・ロジについて語る部屋、海外の部屋など分科会に分かれて歓談しました。最後にZOOMの全体会に全員戻って、傘義冬顧問の中締めによりお開きとなりました。


関係資料はこちら

2021_7目黒会首都圏総支部総会報告書

1_首都圏総支部令和3(2021)年総会次第(報告)

2_首都圏総支部令和3(2021)年総会議案書

3_2021年首都圏総会議事録