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【晶子忌】伊香保温泉を詠う

掲載:2025年5月29日

【晶子忌】伊香保温泉を詠う

作者

時田 清(1968 応用電子工学科入学)

作品紹介

5月29日は与謝野晶子の忌日。温泉好きの晶子は伊香保温泉に5回訪れている*
掲首は、その時に詠んだ歌(時田意訳;雷から生まれたような熱い湯が溢れる傍らで朝黒髪を洗う)。伊香保温泉の石段には晶子の「伊香保の街」という詩も刻まれている。
掲句は、石段268段目にあるカフェ「茶楼千」をモチーフしたNHK全国俳句大会での入選作。
石段を登りきると神社があり万葉歌碑と芭蕉句碑がある。万葉歌(詠人不知)は「伊香保開湯は万葉集に出てくるほど古い」という証という。俳句は「芭蕉が奥の細道の後故郷を目指した伊賀越えで時雨にあった時に詠んだ『猿蓑』の巻頭句」。が、この句碑建立の経緯は不明という。

*「みだれ髪」で華々しくデビューしたが、中年期になった晶子が文壇から外れ憑かれたように旅から旅へ新しい風景を求め、温泉だけでも北海道初め27都道府県百以上の温泉にひたっている(杉山由美子「与謝野晶子温泉と歌の旅」より