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「時雨忌」に詠む

掲載:2024年10月15日

「時雨忌」に詠む

作者

時田 清(1968 応用電子工学科入学)

作品紹介

10月12日は江戸時代の俳人・松尾芭蕉の忌日(旧暦)で、「時雨忌(しぐれき)」と呼ばれ冬の季語。この日は「時雨忌」の他に、「芭蕉忌(ばしょうき)」「桃青忌(とうせいき)」「翁忌(おきなき)」とも呼ばれる。「時雨(しぐれ)」は旧暦十月の異称で、芭蕉が好んで詠んだ句材でもある。
江東区の芭蕉記念館*では、毎年この芭蕉の命日前後(の日曜日)に芭蕉を偲ぶ句と四季雑詠の句を投句する全国俳句大会を「時雨忌」と称して開催、43回目を迎えた今年は10月13日に行われた。
掲句は小川軽舟先生特選で、義母の七回忌に訪れた妻の実家の野田藤を詠んだもの。句会では珍しい三千円の図書カードも頂いた。
*松尾芭蕉は深川の庵を拠点に活動しこの界隈には芭蕉にまつわる史跡が数多く残されています。(近年その一つとして)新大橋と清洲橋が望める隅田川のほとり、芭蕉が庵を結んだゆかりの地にこの記念館はあります。(記念館HPより抜粋)