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初秋の木曽路―馬籠・妻籠を歩く

掲載:2024年9月18日

初秋の木曽路―馬籠・妻籠を歩く

作者

時田 清(1968 応用電子工学科入学)

作品紹介

台風一過の木曽路―馬籠、妻籠を歩いた。中山道の六十九の宿場の内11が木曽路に。現在の深谷市は9番目の宿場。
JR中津川からバスで木曽路口迄行き中山道43番目の信濃馬籠宿に向かう。バス停は美濃落合に位置して馬籠との間には急な坂道が多く、旅人の便を図り&坂道を雨から守る為この石畳が作られたとのこと。石畳を登った先が馬籠宿で藤村揮毫の「是より北木曽路」の碑、芭蕉や子規の句碑*を通り馬籠に。「木曽路はすべて山の中である」で始まる小説「夜明け前」の島崎藤村の出身地。藤村記念館、誓子の句碑、馬籠峠を経由して中山道42番目の妻籠宿へ。中山道と伊那街道の分岐点で江戸時代の面影を残す枡形の町並、古い建屋、常夜燈や水場で往時を偲んだ。掲句は約10km/三万歩の旅行吟。
*芭蕉「送られつ送りつ果は木曾の穐(あき)」、子規が桑の実が好物と知った「桑の実の木曽路を出づれ穂麦かな」、誓子「街道の坂の熟れ柿灯を灯す」。