chofunetwork26-2
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3うと、昨今では叱られてしまいそうだが、それほど変わりやすい。晴れているのでいい気分で描いていると、突然細かい雨がぱらぱらとくる。しまった、紙が濡れてはいけないと、あわてて逃げだすと10分後には、すっと雲はなくなり、又太陽が現れる、こんなことが何度もあり、往生した。この街から近くの、Bourton-on-the-waterに出かけた。街の真ん中を浅い小川がながれていて、いくつかの形のいい橋が架かっている。休日には観光バスがかなり来て、にぎやかになる。数年後、もう一度ここに来ることになるが、この時は滞在時間が短く、本当の街の良さは味わえなかった。もう一つ、Biburyという小さな村がある。ウイリアム・モリスの名前で有名だが、清流と古びた家が少しあるだけの、しかし静かな美しい村だった。次の宿泊地Ilfracombeへ行く途中で、Aveburyという村に立ち寄った。ここには少し崩れた、しかしかなり規模の大きなストーンサークルがある。近くの丘の斜面に、白馬が大きく彫刻されていて、成立は古いものらしく、ちょっとメルヘンチックでもある。店ではケルト人にかかわるグッズが売られている。装飾が素敵である。Ilfracombeはまさに港町。街は断崖のうえにある。港の中に小高い出島風の丘があって、灯台が設置されている。干満の差の激しい港で干潮時には停泊している船のほとんどの底がついてしまう。満潮の時にしか航行できない。イギリスの田園都市を描きに来た私としては、ちょっ静かな村/Biburyストーンサークル/Avebury散歩/Bourton-on-the-water

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