chofunetwork26-2
4/54

2on-the-waterをめぐる、⇒Avebury⇒Ilfracom-be⇒Lynmouth⇒Lacock⇒London というコースである。後半のIlfracombeという街は、Bristol Channelに臨んだ港町で対岸はWalesである。イギリスは、かって会社勤めの頃自分の設計したステレオ複合機がトラブルに巻き込まれ、調査をかねて出かけたのが最初の機会であった。そのときは、Sloughにあった事務所に毎日Londonから電車通勤するという毎日であったし、絵を描くという楽しみからしばらく遠ざかっていた頃で、およそスケッチしようなどという気にはなれなかったが、一度、Oxfordのお店に出かけた時に、大学の建物群を目にし、ちょっと心が動いたことは覚えている。そんな経緯もあって、どんな景色に出会えるのか、期待があった。最初の宿の地、Chipping Campdenは、昔羊毛の集散地として栄えた町だそうで、街の真ん中にマーケット・プレイスの遺構がある。これがシンボル。壁に使う石の色は、ガイドブックには蜂蜜色の・・とある。経た時間の分だけ汚れてはいるが十分に美しい。街の中を一回りして、(すぐに一回りできるほど、小さな町である)三三五五、スケッチにかかる。この街には、屋根を茅葺にした家がいくつかあって、なかなか素敵だが、頂上部の装飾が、日本の感性とはやはり少し違う。隣との境は、石組みのことが多い。瓦のように薄い石を積み上げ、最上部はその石を立てて使っている。これがイギリス流石積み法のようだ。イギリスの天気は、「女心と秋の空」などとい調布ネットワークVol.26-2茅葺の家/Chipping Campden水路/Bourton-on-the-waterDover’s Hillからの眺め/Chipping Campden

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です