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34調布ネットワークVol.26-2さまざまな国の技術者が集う職場で海外生活をスタート。大竹 まず、電気通信大学を修了して住友金属鉱山に入社した当時のことをお話しください。中島 材料科学を専攻していた大学院では、高分子化合物結晶の育成と特性評価を研究していました。大学院を修了して住友金属鉱山に入社しましたが、最初の配属は電子材料研究所。設立から2年ほどの研究所で、研究者をどんどん増やしている時期でした。そこでは光通信用デバイス材料開発および特性改善、実用レベル化の達成、光通信デバイスの開発、事業化マネージメントに従事しました。その後、1992年に電子事業本部技術センターに異動し、半導体デバイスの接続方法と半導体パッケージ用材料の調査・技術企画・技術開発、配線微細化に対応した新規構造・部材・コンポーネントの考案・開発および事業化などを経験しました。大竹 米国の企業に出向したきっかけは?中島 住友金属鉱山が出資していた米国カリフォルニアnCHIP社というベンチャー企業に米国支部会員インタビュー日本の企業から派遣されたアメリカ企業でマーケティング部門の面白さを知り、コンサルタントとして独立し、現在カリフォルニアのシリコンバレーで活躍される中島和宏氏。仕事の関係で帰国した際、調布の電通大にある目黒会事務局を訪問していただき、インタビューしました。インタビュアー/目黒会事務局長 大竹幸裕シリコンバレーで見つけた「企業人」から「起業人」への道。1985年電気通信大学大学院材料科学S専攻修了住友金属鉱山(株)1985年4月入社、2002年6月退社。住友金属鉱山(株)の電子材料/部品事業部門、光通信事業部門に在職中の1994年から8年間米国nCHIP社およびFlextronics社に出向。退社後、2002年10月米国カリフォルニアにて独立、現在リサーチ/マーケティング、ビジネス・デベロップメント、その他マーケティング活動サービスを行っている。K-NETS Group 代表。中島和宏氏

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