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299月18日の午後1時から、「ビッグデータの活用のインパクト」と題して、スマートテクノロジーフォーラム(STF)2014の講演会を開催しました。平日にも関わらず60名弱の参加を得てスタートしました。冒頭、STFの会長である三木哲也名誉教授から、「ビッグデータの活用のインパクト」を共通のテーマとして、講演会を開催した趣旨を説明していただきました。本学の特任教授である田中 繁先生から、「ビッグデータを活用した神経科学における研究」と題して、脳神経ニューロンが縦横無尽に錯綜している脳内の神経科学を分かり易く説明いただき、ビッグデータの活用により脳神経の研究に寄与させているとのお話をお聞きしました。株式会社KDDI研究所、執行役員の杉山敬三さんから「ビッグデータとM2M通信技術」と題して講演がありました。KDDIのビッグデータ活用の取組概要の説明の他に海外事例の説明がありました。説明では、①2010年ハイチの地震前後やコレラ発生時の人口移動の分析、②竜巻など災害時の位置把握・警報通知・安否確認、などの紹介があり、通信技術を含みM2Mの取組概要を分かり易く説明していただきました。本田技研工業株式会社、参事の今井 武さんから、「安全で快適なモビリティー社会を目指した、ビッグデータの活用」と題して、講演がありまし開催報告学術委員会 委員長 坂本 隆スマートテクノロジーフォーラム(STF)2014た。カーナビのデータからビッグデータ活用事例の説明があり、3・11東日本大震災直後の道路交通実績情報の話がありました。具体的に高速道路や市街地の道路が渋滞している状況や道路交通や災害のシミュレーションの説明があり、皆さん、真剣に聞かれておられました。日本電気株式会社の本部長の中村慎二さんから、「ビッグデータによる価値創造」と題して、講演がありました。活用の事例として、①街頭のカメラデータからの画像認識検知技術、②インバリアント分析技術、③ビルのエネルギー需要の高精度予測技術、などの説明がありました。約4時間の講演会後、講演いただいた先生方や、参加者の皆さんとで懇親会を行いました。三木会長の乾杯の音頭で、スタートし、くつろいだ雰囲気で懇親できました。スマートテクノロジーフォーラム(STF)2014

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