chofunetwork26-1
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4インの国。アンデでは、ワインと田舎料理がおいしかったが、まともなビールは飲めなかった。昼食に寄ったレザンドリーのレストランでようやくまともなビール(ベルギービールだった)にありつけ、ほっとしたせいか、妙にそのビールがうまかった。オンフルールは有名な観光地で、古い小さな波止場を囲んで4~5階建ての細長い家が隙間なく並んでいる。1階はほとんど土産物屋とレストランで、土・日曜日には観光客であふれかえる。ここをいろいろな画家が描いていて、私たちもそんな絵を頭の片隅に置きながら、飽きず1日描きまわった。最後に1日、フランス映画「男と女」で有名になったドーヴィルの海岸に出かけたが、4月だというのに、真夏のような暑さ、波打ち際ではみな裸である。あまりの暑さに描く気力もなく眺めるだけであった。この地方は海面の干満の差が激しく、海に流れ込んでいる小さな川があって、そこに浮かんでいるべき船が、干潮時にはみな船底をむき出しにして斜めになっている。ちょっと異様な風景であったが、数時間の後にはみな正常に動き出しているのであった。前回のチェコも良かったが、やはりフランスは絵になる風景がいたるところにある。ますます海外スケッチにのめりこんで、またフランスに出かけることになるが、それはまたの話にしよう。information目黒会事務局との打ち合わせの中で、卒業生で絵を描いていらっしゃる方が数人おられることを知りました。それでは、卒業生展のようなものができたらいいね、という話になりました。この記事をご覧になった方で、賛同いただける方がいらっしゃいましたら、mailをいただければと思います。何人か集まれば実現可能だとおもいますので。世話役はとりあえず私が担当いたします。Mail address yoshihaya@k08.itscom.netオンフルールの提督旧居オンフルールの昼下がり

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