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25退職のご挨拶総合情報学専攻 教授安藤 清わたしは学生として6年余り本学で過ごし、他大学に14年余勤務したのち、本学に戻って教員として24年この調布のキャンパスでお世話になりました。西キャンパスがグラウンドであった頃に建築された体育館が取り壊されるのを見ながら約半世紀の時の流れを感じています。この間、大学を取り巻く環境も変化し、大学はサービス業だと喧伝され始めてだいぶ経ちました。わたしは本学でそのような意識を強く持つことはなく過ごしてきましたが、最近「授業料を納めているのだから、教員は学生に理解させるべきだ」との声を直接学生から聞きました。大学教育は教える意欲のある教員と学ぶ意志を持つ学生の存在を前提としています。わたしは学生とは学ぶ人、学ぶ意志を持つ人のことだと考えますが、先の発言を聞くと、入学した人たちの中には必ずしも学生となっていない人が混じっていると推察せざるを得ません。しばらく前には考えられなかったことですが、入学者の中のまだ学生でない人たちを学生にするための丁寧な指導と、授業料を納めている保護者の方々の理解を得るための努力が本学でも必要とされる時代がきたのかも知れません。多くの学生達が成長し巣立って社会で活躍する姿を見ることができたのは、教員として幸いであったと思います。ここに定年を迎え、わたしの講義を聴講してくれた学生達、また共に研究をおこなったわたしの研究室のメンバー達、そして本学でお世話になったすべての皆様方に感謝申し上げます。電気通信大学での20年情報・通信工学専攻 教授岩田茂樹退任にあたり、皆様にお世話になりましたこと、心よりお礼申し上げます。いくつかの私立大学の教員を経たのち、私は20年前に電気通信大学に任用されました。電気通信大学の教員であることを通して多くの研究者と出会うことが安藤 清岩田茂樹鎌倉友男冨田正治石川晴雄林 茂雄佐野達司吉川和利松原好次山崎典昌退任のご挨拶教育研究職員事務職員平成25年度ご退任者長津 昭村上陽子

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