chofunetwork26-1
21/53

19ステップ ❹失業手当給付手続き失業保険の給付申請は、表4に挙げた「離職票」をハローワークに持参して行います。申請から給付までには一定の時間がかかり、場合によっては給付が申請の1ヵ月以上先になる場合もあり得ます。退職金や年金支給(ある年齢に達した方対象)の受給にも時間がかかりますから、当座の生活資金を予め用立てておくことが必要です。またハローワークでは、設置のパソコンからアクセスして求人票を検索したり、検索した会社と面談を行ったりといった転職活動も行えます。そうした活動状況は、ハローワークに報告する義務があります。ステップ ❺自己の実績と希望の整理転職先を探す前に、まず、これまでに取得した資格や自己の業績を整理しておくことをおすすめします。表5、表6、表7の内容を参考に一覧表を作成してみましょう。また、転職後の仕事のイメージを明確化することも大切です。次の①~⑤それぞれに自分なりの回答を見つけることが、転職先を探す上での指針になります。①再就職して我慢してできる仕事は何か?②積極的にチャレンジしていきたい仕事は何か?③業務経験から自信をもってできる仕事は何か?④趣味、特技を活かせる仕事は何か?表1 退職決意直前の整理事項(例)誰にでも説明できるように納得できる理由を整理しておく①業務上の退職理由  ・自分のやりたい仕事と与えられた仕事が合わない・自分への過剰な期待に自分の能力が応えられない・窓際業務や雑用が多くやりがいのある仕事が少ない・上長と性格が合わず口論が絶えない・全く別な業界の新たなる仕事に挑戦をしたい②健康不安   持病が再発し業務に耐えられない ③家族の事情 ・年老いた親の介護・父親の会社(事業)が倒産に近く再建したい④ボランティア参加表2 退職決意後の行動整理(例)①家族への説明、当座の生活費のことを相談しておく事前に退職金計算や失業保険の試算をしておく②上長に面談し退職理由を説明する必要なら上位上長に説明する③部下に退職理由を説明する、円満退職に心掛ける④労働組合への説明表3 会社・労働組合関係の退職手続き①退職金手続き(自己都合退職、会社都合退職別により金額が異なる場合有り)、会社の早期退職募集に応募する場合は会社都合退職になる、退職金以外の一時金がもらえる場合がある  ②共済会(制度がある組織のみ)脱退手続き、一時金や年金給付が受けられる場合がある ③労働組合の組合費停止手続きと組合共済に加入している場合は継続するか否か相談しておく、火災共済等表4 ハローワークや再就職先等で必要となる書類①離職票退職した事を証明する帳票でハローワークにて失業保険給付に必要となる②年金手帳25歳以上の会社員は国の年金(民間企業は厚生年金、公務員は共済年金)の手帳を受け取ること再就職先で年金積立する時に必要となる ③企業年金関係書類(企業年金制度がある会社に限定)60歳以上になると企業年金の給付が受けられるので関係書類を受領して自宅に保管大転職時代の心得を伝授 セカンドキャリアの探し方。特 集

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です