[表彰]
2017年同窓会賞の表彰式と講演会

黒岩 眞吾 氏、2017年電気通信大学同窓会賞を受賞

同窓会賞の授与式は、平成29年4月6日の午前11時から、新入学生が集まる入学式の終了後に引き続き行われました。司会の目黒会森事務局長から、同窓会賞の趣旨説明や、受賞対象者の黒岩氏の業績及び受賞対象として評価できる旨を説明し、目黒会野々村会長から表彰状・祝金を授与しました。そして、同窓会賞を受賞した黒岩氏が、後輩になる新入学生に対して、御自身の歩まれた道を通して、入学して今やり始めるべきことなど、興味深い講演をして戴きました。

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野々村会長から表彰を受ける黒岩氏

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講演中の黒岩氏

 

 

 

 

 

 

同窓会賞の概要

電気通信大学は現在までに多数の卒業生を送り出しています。世界の各方面で活躍している卒業生のうち、科学技術の研究業績ならびに社会貢献が特に顕著な方に、電気通信大学同窓会「一般社団法人目黒会」が「電気通信大学同窓会賞」を授与してその功績を称え、同窓生の方々にも広く認めて戴くことにしているものです。1995年からこれまでに27人の方々が受賞されています。

受賞者:黒岩 眞吾(くろいわ しんご) 氏 プロフィールと業績

(経歴)
1986年 3月 電気通信大学電気通信学部通信工学科卒業
1988年 3月 電気通信大学大学院電気通信学研究科通信工学専攻博士前期課程修了
1988年 4月 国際電信電話株式会社入社 上福岡研究所 所属
1998年 4月 株式会社KDD研究所出向 (〜2001年3月)
2000年 3月 電気通信大学大学院電気通信学研究科
電子工学専攻にて学位(博士・工学)取得
2001年 4月 徳島大学工学部知能情報工学科 助教授(~2007年9月)
2002年 7月 ATR音声言語コミュニケーション研究所 客員教授(~2006年3月)
2006年 5月 情報通信研究機構 短時間研究員 (~2011年3月)兼業
2007年10月 千葉大学大学院融合科学研究科 教授(現職)
2015年 4月 千葉大学副理事(産業連携)(現職)
2015年 6月 株式会社ロボキュア特別顧問(現職)
現在       千葉大学副理事・教授

(業績)
黒岩 眞吾(くろいわ しんご)氏は、電気通信大学大学院電気通信学研究科通信工学専攻博士前期課程を1988年3月に修了後、KDD研究所(現KDDI総合研究所)において機械翻訳や音声認識に関わる研究開発に従事し、中でも日本における音声認識の実用化が始まった1990年代に、KDD研究所(現KDDI総合研究所)にて『ジャパンダイレクト向けいたずら電話排除システム』など、音声認識システムの実用化において先駆的な貢献をし、当時の商用音声認識システムとしては画期的なものでした(日本音響学会技術開発賞、電子情報通信学会学術奨励賞、KDD社長表彰を受賞)。
(株)国際電気通信基礎技術研究所 (ATR)では、後にNTTDoCoMoの『しゃべって翻訳』等の分散型音声認識で利用されている技術開発にも関与し、千葉大学では東京ベイ通信(株)が2011年12月よりレンタルを開始した『スマート通訳ポン』の監修や、(株)エスコーアルの失語症者向けの言語訓練装置の開発にも参加しています。
その後、情報通信技術を活用した失語症向けのコミュニケーション支援機器や訓練機器の独自開発にも取り組み、2017年1月に失語症向けリハビリサービスの提供を開始しました。また千葉大学内の研究チームで実施している手話認識・手話合成の研究では、みずほ情報総研との共同研究で開発した手話認識システムでMicrosoft Innovation Award 2014(優秀賞)も受賞しています。

<取材:広報委員会>