[表彰]
平成28年度同窓会賞の表彰式と講演会

芳野 赳夫 氏、平成28年度電気通信大学同窓会賞を受賞

同窓会賞の授与式は、平成28年4月6日の午前11時から、新入学生が集まる入学式の終了後に引き続き行われました。司会の目黒会岩本専務理事から、同窓会賞の趣旨説明や、受賞対象者の芳野氏の業績及び受賞対象として評価できる旨を説明し、目黒会野々村会長から表彰状・副賞を授与しました。そして、同窓会賞を受賞した芳野氏が、後輩になる新入学生に対して、御自身の南極観測の体験から得られたオーロラ光の発生や、太陽黒点とフレアーの発生など、興味深い講演をして戴きました。特別に芳野氏の了解を得て、会員の皆様に講演内容を公開することといたしました。下記の講演内容の文字をクリックしますと表示することができます。

新入学生に対する講演内容←表示するにはクリックしてください

野々村会長から表彰を受ける芳野氏

野々村会長から表彰を受ける芳野氏

講演中の芳野氏

講演中の芳野氏

 

 

 

 

 

 

 

同窓会賞の概要

電気通信大学は現在までに多数の卒業生を送り出しています。世界の各方面で活躍している卒業生のうち、科学技術の研究業績ならびに社会貢献が特に顕著な方に、電気通信大学同窓会「一般社団法人目黒会」が「電気通信大学同窓会賞」を授与してその功績を称え、同窓生の方々にも広く認めて戴くことにしているものです。1995年からこれまでに26人の方々が受賞されています。

受賞者:芳野 赳夫 (よしの たけお) 氏 プロフィールと業績

(経歴)

1953年3月 電気通信大学電気通信学部電波工学科卒業
1953年4月 電気通信大学 助手(松村教授研究室)
1958年   第三次日本南極観測隊(1960年まで)
1974年   菅平宇宙電波観測所所長(定年退任まで)
1995年3月 電気通信大学電子工学科教授 定年退任
1998年1月 IEEE EMCS Board of Director任命(2003年12月まで)
2004年   IEEE EMCS Coordinator(2006年まで)
2007年12月 IEEE EMCS Board of Director任命(2012年12月まで)
現在    電気通信大学名誉教授、IEEE 歴史センターメンバー、電気通信大学UECコミュニケーションミュージアム学術調査員

(業績)

芳野赳夫(よしのたけお)氏は電気通信大学の電波工学科を1953年3月に卒業し、同年電気通信大学の松村教授のもと助手として採用され教官として教育・研究に従事されました。
専門分野は、①電磁波動工学、②地球・宇宙物理工学、③電子工学を担当し、特に、主として、①オーロラ等の宇宙・地球自然電磁現象発生の研究、②電磁相互干渉(EMC)の研究に従事されました。 学生への教育・指導にあっては、特に定年退任まで、大学院電子工学科専攻博士課程後期の指導教官として、多くの学生を指導してこられました。 国際研究交流では、日本南極基地の第三次越冬隊員として参加されたことをきっかけに、米国NASAや欧州宇宙機構(ESA)、ソ連宇宙局(ICI)等との共同研究を実施され、研究を通して国際交流を実施されました。第17次越冬隊では越冬隊長を務め、極地観測に貢献しました。
米国電気電子学会(IEEE)では、EMCSに所属して、3年間のCoordinatorの他、12年間のBoard of Directorの任命を受けて、新しい技術研究の国際指導・研修・論文の採録と論文集の発行・国際シンポジュームの開催など貢献され、2008年にはLaurence G. Cumming Award、2013年にはIEEE EMC Hall of Fame Awardを受賞されました。

<取材:広報委員会>