調布ネットワーク 25-2
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49クルーズは、最近盛んに目にする有名な欧米人女優のテレビコマーシャルの効果もあってか、参加者は年々増加。国土交通省の調査によると、2011年18・7万人から2012年21・7万人(前年比16・2%増)を突破したということです。クルーズ体験者増加の背景には、欧米船籍のクルーズ船が、地中海・カリブ海・アラスカの人気コースに加え、北欧・オセアニア・東南アジア地区に配船していることもあげられます。さらに、日本の旅行会社が、大型船をチャーターして日本発着のクルーズを企画していることも増加の要因です。日本には、「カボタージュ」と言って、国内船会社を守るため外国船籍の国内旅行は許さず、1回は海外の港に寄港することを原則にしている法律があります。そのため、日本発着のクルーズツアーでも外国の港に立ち寄るので海外旅行も兼ねられることになります。使用される船は、7・5~10万トンの大型船が多く、乗客も約2000人から3000人以上にもなります。船の構造から、①内側で窓がないシャワー付きツイン、②海側で窓付きのシャワー付ツイン、③海側でデッキ・風呂付きツイン、④広いスイートと客室の仕様はさまざまで料金も異なります。基本的には、食事・軽食・おやつ・コーヒー等は費用に含まれています。横浜発着6泊7日で済州島観光調査したクルーズのルートは、横浜発→済州島(韓国)→長崎→高知→横浜着で6泊7日。「窓がないシャワー付きツイン」タイプを選べば、1人約7万円。料金は旅行会社のプランによってまちまちですが、一般にイメージするクルーズよりは、遥かにリーズナブルに船旅と海外旅行が一挙に楽しめます。クルーズを楽しむためのワンポイントアドバイス◦船員は、外国人がほとんどのため、船内の会話は英語が基本。調査したクルーズの船内ではイタリア系白人、インド系、中国系のスタッフに遭遇しました。日本人スタッフが通訳してくれるものの、料理のオーダー程度の英会話は身につけておいた方がベターです。◦船内にはレストランが複数あり、メニューも充実しているためついつい食べ過ぎて体重が増えてしまうという声も。ちなみに酒類は有料のケースがほとんどです。体重増加を防ぐためには、スポーツジムで汗を流したり、600mの艦上トラックをウォーキングしたり、体を動かす習慣を。◦クルーズツアー中は1日中移動することが多いので、移動時間を積極的に楽しむ姿勢が大切。運動をはじめ読書やスケッチなど、自分なりの楽しみを見つけることがおすすめです。コスタ・ビクトリア号(7万5千トン)海外寄港地となった済州島瑞宝小綬章石井 孝 氏元日本電信電話公社大阪中地区管理部長電気通信大学電波通信専攻 昭和33年3月卒業長年にわたる社会へのご貢献とご活躍に改めて深く敬意を表しますとともに、心よりお慶びとお祝いを申し上げます。目黒会祝平成25年度 秋の叙勲

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