調布ネットワーク 25-2
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48調布ネットワークVol.25-2植物を愛でる初夏から秋の尾瀬「夏が来れば思い出す」と歌われるように、初夏から夏に向けておすすめしたいのは尾瀬。6月から9月まで3回の「調査」で、その時々の自然に魅了されました。カメラで可憐な植物を撮影するのもおすすめです。トレッキングシューズなど、滑りにくい靴でウォーキングを楽しみましょう。雪解けの春(6月)この時期の見どころは水芭蕉。至仏山や燧ケ岳を背景に可憐な花を咲かせ、リュウキンカとともに群生する様はまさに圧巻です。木道を歩く途中に、動物に食い荒らされた水芭蕉の根を発見。ネイチャーガイドによると、熊が冬眠から覚めた時、お腹の中に残った昨年の食料を排泄するために、水芭蕉の根を下剤代わりに食べるとのこと。春先の熊には、要注意です。高原植物が咲き乱れる盛夏(7月)7月はニッコウキスゲが満開を迎えます。尾瀬の中で、ニッコウキスゲが咲いている場所は、尾瀬ヶ原地区と尾瀬沼地区に分けられています。シカの食害がひどいのは、尾瀬ヶ原地区で、花が食べられた後の茎が一面に残されていました。「国立公園なので手を加えることができない」との環境庁の見解があるようで、防御措置は特になし。同じくニッコウキスゲで有名な長野県蓼科の車山や八代湿原が、柵や金網フェンスで鹿の立ち入りを防いでいるのとは対照的です。 草紅葉(くさもみじ)の秋(9月)9月下旬に、沼山峠から尾瀬に入り、尾瀬沼へ。雑誌や書籍に度々紹介されているとおりの草紅葉の見事な光景を楽しめます。「草紅葉」とは、その名の植物が存在するわけではなく、木道の外側に広がる枯れた草の色が紅葉のような色をしていることから、この表現が生まれたということです。日本発着のリーズナブルクルーズ 会員の方々の中には、「定年を迎えてゆったりとした旅行をしたい」、「飛行機ではなく船旅を楽しみたい」、「手軽な費用で海外にも行きたい」と考えている方が少なくないはず。そんな希望をまとめて叶えてくれるのが日本発着のショートクルーズです。おすすめプラン❶おすすめプラン❷尾瀬沼、大江湿原のニッコウキスゲ尾瀬ヶ原、牛首分岐付近の水芭蕉尾瀬沼、大江湿原の草紅葉 めざせ!旅の達人プライベートの楽しみを自由に追求できることはシニア世代の大いなるアドバンテージ。中でも「旅」は多くの人々を魅了している様子。会員諸氏にぜひおすすめしたい旅のプランを編集部が写真とともにご紹介します。

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