調布ネットワーク 25-2
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38調布ネットワークVol.25-2午後は14:30から、東急池上線の雪が谷大塚にあるアストロデザイン株式会社を見学させて頂きました。アストロデザイン社は、最先端の映像方式である4K、8K-TVのSHV(スーパーハイビジョン)において、様々な機器を開発しています。最初に4K、8K-TVの概要及び解像度やアストロデザイン社のSHV開発現状について、技術部長野部長にお話を伺いました。昨年のロンドンオリンピックではSHVの生中継を特設スタジオで見られるパブリックビューイングのイベントなどもありましたが、現在は東京オリンピックが開催される2020年の試験放送を目指して日本のNHKなどで研究開発が急ピッチで進められており、高品位なコンテンツを提供するために必要とされる機材や新技術が次々に生まれています。通常のハイビジョンは水平1920画素、垂直1080ラインの解像度ですが、・4K-TV 水平3840画素、垂直2160ライン(ハイビジョンの4倍の画素数)・8K-TV 水平7680画素、垂直4320ライン(ハイビジョンの16倍の画素数)し、萩谷社長のご説明でレタス栽培が稼働中の植物工場を見学しました。当該植物工場は、西松建設株式会社と玉川大学が平成24年1月に「産学連携に関する協定書」を締結し、新たな農業ビジネスモデルの構築を進めており、新しい食料生産技術としてLED(発光ダイオード)を光源とした自動化野菜生産システムを確立したものです。これまで培った農場(Farm)での栽培技術と工場(Factory)での製造技術を組み合わせ、新たな食料生産システム“Farmtory”(造語)による野菜生産がスタートしており、平成24年10月には、LED農園「Sci Tech Farm」が大学構内に完成し、1日に600株のリーフレタスの収穫が可能となった、とのことです。Sci Tech Farm(LED農園)萩谷社長レタスの苗の植え付けから最短15日間で収穫可能になります。工場内のシステムの特長は、栽培工程の自動化、すなわち育苗後の栽培をオートメーション化し、栽培室を無人化していることにあります。栽培環境の自動計測・監視は約50台のセンサーにより自動計測されています。

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