調布ネットワーク 25-2
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37スマートテクノロジー・フォーラム(STF)20139月27日、午前10時に小田急線玉川学園前駅に集合し、三木STF会長以下19名が玉川大学植物工場の見学を行いました。玉川大学には、文学部・教育学部等の文化系学部、農学部・工学部の理科系学部があります。見学はまず、Future Sci Tech Lab(FST Lab)の研究施設から始まり、宇佐美教授からスライドを使って「植物工場」の研究についてご説明がありました。工場内での植物栽培時、植物成長のための光として赤と青が必要であり、成長に及ぼす様々な影響について研究されており、さらに植物工場には太陽光併用型[大型の温室]と完全閉鎖型[倉庫型の完全環境制御]の2種類あり、玉川大学の植物工場は完全閉鎖型で温度、湿度、光(光質、光量、期間)、二酸化炭素、肥料、埃を制御している、とのことでした。完全制御型植物工場の特徴として、・通年栽培で効率的な作物生産・需要期に作物生産(例えば12月のイチゴ)・安心・安全・美味しい(無農薬)・高付加価値作物の生産などがあります。また、現状での問題点は、生産コストが高いことであるとの説明がありました。スライド説明の後、宇佐美教授に研究設備のご案内をしていただきました。研究設備は1階のフロアに育苗室(面積2‌5・7‌0㎡、蛍光灯下での水耕栽培)、主栽培室(面積115・6‌4㎡、4系統の水耕栽培用溶液循環システム、LED)、光植物生理実験室(人工光源(光質、光量、照射時間)の違いによる植物への影響評価を研究)などがありました。エアーシャワー室も完備しており、埃や菌類の混入が完全防御されています。さらに宇宙農場ラボ(面積55㎡、減圧下での植物栽培、無重力での植物栽培が研究目的)の説明もあり、最先端の研究が行われていました。次に、Sci Tech Farm(LED農園)に移動目 的スマートテクノロジーで最先端を行く農業分野や 4K、8K-TVの開発現場を見学し、理解を深める見学施設午前の部 玉川大学 Sci Tech Farm (LED農園)植物工場午後の部 アストロデザイン株式会社日 時平成25年9月27日(金)見学会報告スマートテクノロジー・フォーラム(STF)2013Future Sci Tech Lab(FST Lab)宇佐美教授

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