調布ネットワーク 25-2
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27数の割当を決定し、ARIBでは車車間通信と路車間通信を一つの無線チャネルで時分割共用できる「700MHz帯高度道路交通システム(ARIB STD-T109)」の規格が策定された。また国土交通省においては2011年度から第5次先進安全自動車(ASV)推進計画が実施され官民での取り組みがなされている。3 ITS通信技術の内容車車間通信では各車両が自車の位置・速度等の情報を100バイトのペイロードとした短いパケットを100ミリ秒の間隔で自律分散的にブロードキャストする。道路上に多数の車が存在する環境では各車から同時にパケットが送信されることを防止するためのアクセス制御が必要である。このためARIB STD-T109では、無線LANで用いられているアクセス制御方式であるCSMA/CAを採用しており、海外との仕様の互換性からアクセス制御方式および伝送方式(変調・誤り訂正方式および伝送速度)はIEEE 802・11p規格とほぼ共通である。主な仕様を表1に示す。一方、ARIB STD-T109は760 MHz帯の1チャネルを時分割共用して車車間通信と路車間通信を運用する車車・路車共用通図2表1スマートテクノロジー・フォーラム(STF)2013

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